練習日誌

団員が記録する練習の様子です。

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2011/3/5(土) ソプラノ T/A
午前 「さんた丸や~」の練習(音や,場面の変化に注意しながら) モテットの練習では,楽譜をなるべく見ないで歌うこともしました 「Pueri~」11小節目のソプラノのrumが短くなり過ぎない(音符分響かす)上昇+下降の音型で音がバラけないように 「Sicut~」先に歌い始めているパートのテンポ感に乗るように。「Ave Maria」1パートとが掛け合いの部分,一緒に動く部分,を意識する。 長い音符の時は他パートを聴いて。各パートは,同じフレーズの受け渡しの相手を意識する。 「Verba mea」お互い聞き合うことに気をつけて歌いました。 午後 「夜もすがら」の暗譜タイムを設け暗譜で歌いました。 ここから,当間先生の練習。 【天地始之事】 ・9小節めで2分音符が1拍になっているところの拍の感じ方に注意する ・20小節め inanisはnaにアクセントがある、また、そこのdim.をきちんとする ・22小節め vacuaはvaにアクセントがある、vaの入りが遅くならないようにする ・23小節め tenebraeのtをはっきりと出す ・24小節め superはsuにアクセントがある、perの部分は母音の色を変えておさめ るようにする ・27小節め □4~ 語り部のように、朗々と急がずに歌う ・40小節め □5~ 44小節めの「おんよそおい」が際立つようにもっていく ・52小節め ソプラノの「わけさせたもうところ」音形の絵を描くように歌う ・53小節め 「ところ」の「ころ」でしっかり>して次の「すなわち」~を響かせ る ・57小節め Inの和音、しっかりとベースを聞いてハモるようにする ・64小節め 「そもそも」は2拍子(1と2と)で考えたいところ。また「そもそ も」~は各パートが独立して歌う ・77小節め 男声「それより~つくらせたもう」は一息で歌う(じゅうにてんを、 つくらせたもう は×) ・80小節め 女声「そのな、べんぼう」の「、」を入れる(区切る感じで) ・「ここ、じごくなり」「まんぼう、おりべてん、しだい、ごだい、ぱっぱ、おろ は、こんすたんちの、ほら、ころてる」それぞれ「、」を入れる ・「じゅうまんのぱらいそ、ぱらいそ、ここすなわちごくらくせかいなり」それぞれ 「、」を入れる ・84小節め 「まんぼう」~は、100小節めの「ここすなわち極楽世界なり」に向かっている意識をもつ ・100小節め <しっかり ・102小節め ソプラノ「ごくらくせかい」響きを高く ・123小節め~ luxのlは、拍の外(前)で言う、どこのパートがいつluxと発音 するかを知り、よく聞きながら歌う ・129小節め luxのxを言うタイミングは1と2と3とxとなる、そろえる ・147小節め crec.をしっかりと。そのために、テヌート唱法を使う(スタッカートを息で切らず,1音ずつ長めに,たっぷりの息でつなげ気味に) ・149小節め 「つち」の「ち」が短くならないようにする。170小節めも同じ ・160小節め 「れんぞくして」はだんだん遅くならないように(どちらかという と□16に向かうために加速気味の方がよい。ritをかけるのは180小節め) ・212小節め~ テンポが動くので、指揮と合うように注意する 【さんた丸や御かんなんの事】 ・7小節め □1~ 強い怒り、それを受けて、46小節め「ぜひ」~は語り手の愛 情、慈悲をもって歌う ・40小節め 「はやばや」の入りをしっかりと揃えて、遅れないようにする ・48小節め 女声「さんたまるや」よくふくらます ・58小節め a tempo、遅くならないようにする ・83小節め 「ようやく」べれんのくににたどりつくまでの時間の長さを感じさせ るように歌う ・88小節め テノール「べれんのくににぞまよいゆく」べれんのくにはよいくになので,明るく ・100小節め ソプラノ「しきりに」はっきりと ・109小節め allargando ゆっくりしながら大きくする ・111小節め □9~ パストラーレ。野原、のんびりの雰囲気を出す ・134小節め~ rit.そのあとのmolto riten. 注意する ・161小節め 女声「あたたまりて」しっかりとあたためる気持ち ・172小節め 「かいばおけにて、うぶゆをなされ」は×。つなげる ・193小節め □14~ たっぷりと歌う ・212小節め Amenは先生の合図に合わせる 【鎮魂の賦】 ほぼ通しただけ,先生とピアノの合わせ中心に 【茜の空に】(女声) ・65小節め~ 合いにくいところなので注意する
2011/2/26(土) ソプラノ O
ソプラノTさん、アルトNさん、テナーSさんによる指導で、先日の合宿練習の際に問題点の多かった曲・箇所を中心に復習しました。主な練習内容と注意点等は次の通りでした。 1.「きりしたん天地始之事」ーⅡ.さんた丸や御かんなんの事(指導者:ソプラノTさん) ①7小節目「なんじ」~45小節目「たちされ」はマリアへの批難。交互に現れるスタカートとレガートの差をつけて表現。特に40小節目「はやばや」~ユニゾンとテヌートで最も強い批難。46小節目~柔らかくして区別。 ②SOPの音程が下がる。特に17小節目~2度目の「AveMaria」は19小節目の下降で他Partを聴いて修正。57小節目「まるや」に注意。 ③72小節目「難儀に」でマリアにふりかかる総ての「難儀」を表現。 ④Sop123小節目「おんみさま」→124小節目「これ」→125小節目「なり」の部分がいつも迷うのできちんと拍を取って。) ⑤149小節目「さて」~場面転換。牛馬に助けられる温かな雰囲気で。171小節目「かい」はテヌートで大事に。 ⑥193小節目「Videmus」の発音は「ヴィディムス」。 ⑦最終頁202小節目p→206小節目mf→208小節目mp→211小節目cresc→212小節目fの移り変わりに注意。 2.「きりしたん天地始之事」ーⅠ.「天地始之事」(指導者:ソプラノTさん) ①6小節目、10小節目の和音は少なくとも確実に鳴らす。他Partをよく聴いて。 ②32小節目のSopの入りはmpでもはっきりと。 ③Altの92小節目「の、ほら」は間を切るが、94小節目「のほら」は切らない。 ④120小節目「dexitque」~変拍子は拍の数え方に注意。123小節目「est」は6拍。指揮者の指示をよく見て合わせる。 ⑤129小節目「ヨホホンエ」~労働歌ではあるが重くなり過ぎず軽快な感じで。 ⑥141小節目「ななにんの」~女声は男声の主旋律を意識して。 ⑦153小節目「しくだ」~4Partの縦を揃えて動かないとごちゃごちゃして聴こえる。 ⑧201小節目「えわ」は名前(EVE)であることを意識して。 ⑨214小節目以降の最後の和音は今後の課題。 3.「Verba mea auribus percipe」(指導者:テナーSさん) ①不協和音のぶつかりを積極的に楽しむこと。(例:3小節目AltのAとTenのB、5小節目SopのBとAltのA、6小節目SopのEとTenのF) ②21小節目以降のメリスマのリズムと速度を確実にすること。指揮をよく見て。 4.「翼」(指導者:アルトNさん) ①フェルマータ(3・9・15・22小節目)の前はゆっくり。 ②Sopの8・15・21小節目の長音はPart内のピッチがばらばらなので揃える。 ③12~15小節目、下3Partで音を受渡していく繋がりを意識する。特に14小節目の点線で繋いであるB→T→A。 5.男声合唱と女声合唱を別室に別れて練習 ●女声合唱「茜の空に」(指導者:アルトNさん) ①98小節目以降「遥かなる浄土の空か」歌詞に注意。 ②105~108小節目「夕茜」はPPで静かに。113小節目までPP→p→mpと徐々に大きく。114小節目で再度P。以降119小節目までGrandioso(壮大に)Crecendo。 ③112小節最終音の伸ばす長さに注意。 ●男声合唱「ロマンチストの豚」 6.「夜もすがら」(指導者:テナーSさん) ①歌詞の意味を読んで理解しておく。コピー譜の人は楽譜(の歌詞ページ)を見せて貰って。 ②32小節、75小節以降のRitenで指揮者はテンポを揺らすのでちゃんとついて行くこと。
2011/2/20(日) 合宿2日目午前 テナー S
1.Verba mea~ ○シュッツの想い、気持ちを微妙に変化させていく。 その変化に皆が合わせられるように。 ○バス、23barの4拍目など8分の裏で早くなる (こういうところこそ指揮を見る) ○maneのneをもっとやさしく(朝毎に私の声を聞いてください) ○当間先生がどのパートの音楽を作ろうとしているのか、を瞬時に読み取りそのパートにリズムを合わす。そういうのが面白い。 ○26~29bar 合わせの最高難易度。聴いてる人が気持ちイイ的な演奏を。覚えるしかない。 ○譜面は指揮とバランス見ながら上手にはずす。 ○28bar tenorとsopのvoce、 bassとaltoの4拍目の入り ピッチリ合う事。 ○不協和音と協和音の把握(ぶつかって解決している楽しさを知る。) 5barの頭 altとsop、 7barの頭 bassとsop、 11bar,15barの頭 altとtenorなど。 ぶつかる時、ぶつかってこられる人が立ち向かう事。 ○なるべく指揮を見て当間先生の「その時その時の音楽を作っていきたい」という思いを感じること。 ○最後の通しで動きが出てきた。 2、武満 翼 ○声が出てない。今の五割増。余力を感じさせながら抑揚を。 ○diminuendoは気持ちを残しつつ上手に ○フェルマータの前はかかってる音に向かってゆっくりする。 ○かぜよ くもよ、はノンブレス ○ひかり、が三連になってない。「い」かり、にならない。 ○ひかりよ、のriten.を少し遅く。 ○つばさ、に気持ち 明るく 表情。 ○8barのtenor 4拍目 u uを二つ言う。 ○10bar 頭、きぼうの「う」を出しすぎない。ソプラノが別世界。合わす。 ○徐々にハーモニーがたってきた。もっとやさしくhotな終わり方。 ○ひとは~からのリズムを合わす。(20110220_toma_02ファイル39:30~要復習) ○18bar 3拍目poco <>(まだ曲が続くという余韻を) ○最後のlongは 余裕をもって音程低くせずdiminuendo。 ○上のメロディがこういう風な気持ちで次のパートを望んでいる、 という方向性を示して欲しい。 ○音程をしっかり。 3、武満 小さな空 ○9barの入りが遅い ○前奏終わったら言葉の世界に切り替える。 ○テノールが死んでる。もっと生き生きと。大事。 ○56bar poco<> ○57~ ベースソロ。上三声は抑え気味で。 ○72~ テノールunisonもっと。 ○84~ 間奏に向けて少しずつテンポ落として。 ○120小節の一拍目、和音しっかり変わる。
2011/2/19(土) 合宿1日目・夜 アルト T
曲目:シュッツ Verba mea/Quoniam ■最初に先生が戻られるまでNさんを中心に通しました。 ■続いて、先生の指揮で一通り通して歌いました。(今までよりテンポ少々ゆっくりめ?)  →Quoniamの最後のA-dur(イ長調)の和音、ベースの下のAを良く聴く。 ■その後、先生のシュッツの人生、音楽、今回の楽曲に関してのお話: ・シュッツの音楽→ビクトリア、パレストリーナ以上に『言葉』が大切 ・言葉と音楽の関係の濃さ ・言葉の中身を伝えてほしい ・シュッツの時代→ドイツ30年戦争、国土が戦場になり、シュッツはその中に生き、戦火を避けて北へ逃れる。  身近な人々が亡くなっていくのを経験。その中で音楽を書き続ける。 ・イタリアで音楽を学び、最初はイタリア・ラテン語の曲を書き、後にドイツ語曲を書き始める。言葉と音楽が密接。 ・Cantiones Sacrae(今回のVerba mea/Quoniamの入った曲集)はラテン語だが、  母国語であるドイツ語に曲をつけたものと言葉と音楽の密接な関係は変わりなし。 ・Verba mea→朝の祈り/悔い改めの祈り、だからテンポもゆっくり ・戦争、苦しみ、自分の力ではどうにもできない ・シュッツの願う平和→本当の平和、戦さのない世界 ・だからこそ、言葉が切実であって、イコール祈りである「私の言葉に耳を傾けてください・・」 ・協和音をしっかり調和させ、不協和音のきしみ(=苦しみの表現)をしっかり出す ・先生が実際にピアノで弾いて不協和音の箇所を説明。6小節ソプラノxベース、など ・各自、声を出せない場所でも時間が取れる時に楽譜で不協和音の箇所をチェックできる。自分でわかりやすい印をつけよう。 ・最初のフレーズ、最後になってdomine,『主よ』と呼びかける→本気さ、切実さ、もうヘトヘトで本当に言っている ・次のフレーズ(20小節~)intellige→音形の変化(はねる感じ)がつぶやきを表す ・つぶやきなので26小節までは音量は控えめ、次の26小節~intende→強調される、強い響きに変化、叫び ・27小節~voci orationis→下へ動く音形=神にへりくだる、シュッツの気持ちの表現 ・33小節~rex meus→王、イエスが十字架に掛った時、最後に「神よ、何故私をお見捨てになったのですか」  人間味のある言葉を最後に残す。人間故に弱い、しかしとてつもない存在。 ・Qoniam:3小節~ad te clamabo→何回も、何回も呼び掛ける。呼びかけの執拗性、切実さ ・18小節~mane exaudies→心からの本当の祈り ・22小節~vocem→下降音形、本当に身体を屈折して祈る姿(これも何回も、しつこい) ・最後のページ、35小節~→仰ぎ見る音形、絶望ではなく、祈りが聴き届けられるという希望、つまり信仰(平和を願う気持ち) ■ここで時間、1回だけ通して明日続きを、ということになりました。
2011/1/29(土) テナー H/M/S
合宿でソロパートを歌う人を決めるかもしれないということで、人数が揃うまでの間、鎮魂の賦の ソロパート練習をしてました。 ソロパートは歌う機会もないので緊張するところですが、遠くまで響きを飛ばすということを 意識しながら、歌ってみました。 結構大変ですが、挑戦し甲斐があります。 やってみたい方がいれば、是非。
AMはモテット曲集から。 8声のアベ・マリアをほぼ1パート一人の体制で通しました。 特に8声のアベ・マリアはまだ始めて間もないこともあって、一応歌いきれるまでに5~6回はやり直す必要がありました。要マークですよ。 この曲に関しては(あわせるので精一杯だったんですが)Sさんから歌い方のコメントがあって、 ・中盤、急に四拍子進行になる「Sancta~」からのフレーズ、重くなってしまう。 ・その後、「Dulcis~」からのフレーズ、表拍で出てくるパートが今度は埋もれてしまう。 これ以外の四部の曲は、ちょうどどのパートも2~3人であることから、2チームに分かれての歌い合い・聴き合いをしました。 歌う方も聴く方も一人や二人だったりすると真剣になりますね。 歌う方はもちろん、聴く方もそのあとの感想戦で的確なコメントをするためにしっかり聴かねばなりません。 聴く側の時の方が緊張しました…
【翼】【小さな空】を練習しました。 いずれも楽譜に書いてある指示を再度確認しながら歌いました。テヌート記号を見落としがちですので、「翼」の4、8、13小節目など、「小さな空」の6、13、19、22、23、34、36小節目など、細かいところまで汲み取るようにしました。人数に余裕があるパートは、誰かが聞くようにして、気付いたことを言い合いました。 細かい指示に対応できるようにするために、曲を早く身体に入れて、楽譜から目をはずすことが必要だと思います。 【島へ】も一度合わせておきました。 【天地始之事】の2曲をさらいました。 合わせたところで、各パートでできていないことなどを確認しながら進めました。 「Ⅱ さんた丸や御かんなんの事」を中心に練習しました。 曲中、legato e dolceという指示がありますが、巻末の千原先生の解説を確認して表現を心がけました。 sentito(感じ入って、感情をこめて)という指示を見過ごさないように。 12番以降で息切れしやすいので、少し丁寧に確認しました。riten.、espressivo、poco riten.、a tempo、sentito moltoなど、細かく書き込まれているので、丁寧に実現することと、自然に表現できるように、身体に入れられればと思います。 【鎮魂の賦】から、「4.死は安らかである」「5.春の日」を合わせました。歌詞の言葉に従って表情がつけられていると思うので、よく詩を読み込んで歌いたいと思います。 最後に【夜もすがら】を合わせました。
2011/1/22(土) アルト M
<午前中練習>二つのチームに分け、洋楽を中心に練習 ……………………………………………………………………………………………… ○S.K.さんチーム Sicut cervus Pueri Hebraeorum O vos omnes Verba mea auribus percipe Ave Maria ○S.T.さんチーム Sicut cervus Pueri Hebraeorum Verba mea auribus percipe 夜もすがら <午後練習>S.T.さんの仕切りで進行 ……………………………………………………………………………………………… ○アンサンブル大会 個々人の力をアップさせるため、 Sicut cervus Pueri Hebraeorum O vos omnes Verba mea auribus percipe Ave Maria を、女性は各パート2人、男性は1人の6人で歌い、 各パートに戻って反省点をチェック…を繰り返し二時間弱実施。 ○全体合わせ 小さな空 翼 島へ 夜もすがら 鎮魂の賦 春に
2011/1/8(土) ソプラノ N
<午前:パート毎に音取り> ◆武満作品 ・翼 ・小さな空 ・島へ ◆千原作品 ・夜もすがら ◆Victoria作品 ・Ave Maria * * * * * * <午後1:ベースSさんの指導で練習> ◆夜もすがら ・テンポが揺れるので注意。 ・音の変わり目が遅い。まだ探り探りやっている。 ◆AveMaria ・並び順 S1 A1 T1 B1 B1 T2 A2 S2 となるように。 ・CHOIR1 は4小節目がいちばん盛り上がるところ。そこに持っていくように。 ・5小節目、CHOIR2 はしっかりと入る。存在感を表す ・CHOIR1 は10小節の頭がアクセント。(Plenaのe) ・12小節の S1 の入り、存在感を出す。 ・benedicta は di にアクセント。 ・22小節からパターンが変わってくる。CHOIR1のベースがテーマになっている。 ・ソプラノ in mulieribus の e (B♭)が下がり気味。 ・8ページのあたりはヘミオラの3拍子。 ・ora pro nobis は no にアクセント。 ・これはいろいろな演奏が出ているので聴いてあげて。 ◆小さな空 ・指定のない Vocalise は「lu」か「u」で歌う。(56小節~、88小節~) 今日は「u」で。 ・32小節 「くもが」と「かなしみを」の間は切らない。(テナー向け?) ・36小節 「のせて」と「とんで」の間は切らない。その後の8分休符で息を吸う。 ・80~88小節、112~120小節「こどものころをおもいだした」は一息で歌う。無理なら  カンニングブレスを。 ・139小節Codaの前はブレスしない。 ・武満先生の楽譜は細かいことが沢山書いてあるから、その通りに歌う。 ・22小節目「mfp&<>&-」と23小節目「>&-」は違う。同じに聴こえないように。 ・41小節でmfに突然気付いたような歌い方をしない。40小節から計画的にmfを作る。 ・34~36小節でソプラノの音程が低くなってくる。気を抜かないように。 ・(おそらく33~40小節のあたり)バスはテンポをしっかり ・ソプラノ:伸ばすところで息絶えて音程が低くなるパターン。「しかられてないた」の  「ないた」のあたり。 ・バス:56小節「よ」のまま音を上げない。「ぞ」を意識して音を上げる。 ・バス:56~71小節 とうとうと歌っていい。あっさりしすぎ。 ・56小節(1カッコも2カッコも)「<>poco」表現しよう。難しいけどやる努力を。 ・89小節~、rall.したまま。a Tempo ではない。 ◆翼 ・ae はつぶれた発音にしない。 ・最初の(ae)の部分は一息で。1小節目で切らない。 ・1小節目頭 (p < >(pp) の大きくなるところ)は mf くらいほしい。 ・8分音符と3連が入り組んでいる。ちゃんと区別すること。 ・4小節目の16分音符は3連にしない。はずむ感じで。 ・poco riten の後の a Tempo はちゃんとテンポを戻す。戻さないとどんどん遅くなってしまう。 ・5小節目 バスの「ゆめをはこぶ」を聴いて。(バスの3連を聴いてテンポを合わせるの意。) ・8小節目 fp に注意。 ・12小節~ 16分音符は急いだ感じにならないように。 ・13~15小節 16分音符と3連で合わせにくいところ、さらに rall.→a Tempo で崩れやすい。 ・18小節 <>poco をやること。 ◆島へ ・最初の Vocalise は「a」で歌いました。 ・2小節目にある四角いフェルマータは、短かめのフェルマータ。 ・7小節「どこに」と「いるのですか」の間は切らない。 ・10小節目の cresc.を忘れないように。cresc.を忘れて11小節目で急に f にしないこと。 ・13小節にある2つのアクセントをしっかりしつつ、やわらかなアクセントにする。 ・15小節 アルトの3連で rall.を表現する。ほかのパートは伸ばしているだけなので rall.  がわからない。 ・16小節 最後の3連(「ぶつ」「であ」のところ)のリズムが(練習では)はまらなかった。  きちんとはめること。 ・20小節目にある2つのアクセント注意。 ◆時の逝く ・21小節 Con mote に女声がついてきていない。 ・17小節「たちまち」「たそがれて」の間は切らない。 ・25~28小節「おどろいている わたしが いる」は一息で。 ◆家居に ・7小節「みちのむこう」の「み」が遅い。 ・17小節でTempoRubato 21小節で a Tempo . ・27小節「み」が遅い。ここは8分音符。 ・39小節ソプラノ、ここはかっこよく。「あのいえに」は言い直して。 ◆鎮魂の呪 ・ソプラノ:るいらの「る」。音が異質。土台がない。上から見てここにDがあるように。 ・27小節 Un poco Meno だから遅くなる。 ◆死は安らかである ・43小節「むりょうの」と「やさしさが」の間はブレスしない。 ◆春の日 * * * * * * <午後2:先生練習> ◆時の逝く (鎮魂の賦) ・最初、ピアノの表現を緻密に指導されました。合唱はそのピアノの流れを受け継いで  入ること。 ・12小節「あしたに」と「ほほ~」が切れているように聞こえる。続かして。 ・14小節「ひかりは」「ひ」だけ大きくてそのあと小さくなってしまっている。  「ひかりは~」気持ちがすーっと続いていくような歌い方をする。 ・15~16小節 気持ちよく終わらせて。 ・19~20小節 次に何が続くんだろう、どんなんが出てくるんだろう、と思わせて。 ・20小節「ときのゆく」ここから何か変えたい。実際にはもう少しはっきり音を立てて  いく。言葉を立ててすこし強めに。 ・「ときのゆく」の「き」。い母音は生き生きと明るくはっきり。すこし堅めの。 ・「ときのゆく」の「ゆく」。う母音は口の前は狭いが、口の奥は広い。 ・「ときのゆく」「く」自分の音色はこういう音色だとはっきりさせる。 ・22小節「はやさ」「は」と「さ」が目立って「や」が弱い。「や」も明るく ・24小節「しのびやかさ」ぜんぜんしのびやかに聴こえない。明瞭な中にも感情がこもった  音色づくりを。  「しのびやかさ」感情をこめるが、内に向くのではなく、外に向けて。 ・25小節「おどろいている」「おどろ」と「いている」で分けないように。 ・「おどろいている」の「る」のハモリが崩れている。 ・27小節「わたしが」の「が」は鼻濁音。  「た」と「し」が落ちている。「わ」「た」「し」「が」全て響かせる。 ・「わたしがいる」の「る」でハモって。 ・32小節「いきてある」暗い。明るく! ・34小節「おもえば」「すべては」の間は「す」に持っていくように。  「も」がハモっていない。 ・「すべては」の「は」。「はーあーあーああ」になるのは汚い。(「あ」で押さない。) ・37小節「ことだったよ」の「だ」で落ちないように。 ・36小節「いちどっきりの」の言葉の大切さ。もう少し緊張感のあるように。 ・ソプラノ「(い)ちどっきり」の音が潰れないように。 ・演奏会ではピアニッシモのきれいな合唱団を聞かせたい。ガサツなピアニッシモでなく  すごく神経のいき届いた美しいピアニッシモ。  それでこそ最後のフォルテが生きてくる。 ・「いちどっきりのこと~」の「こと」が強くならないように。 ・38~43小節の3連は川のせせらぎか暖かい風のイメージ。その後に続く「はるべに~」は  暖かい音、ちょっと明るくて希望のある音で。  身体が硬かったら暖かい音は出ない。 ・44小節「もえそめた」息は流して。 ・45小節「みどりは」の「は」。押さずに聴き手を休ませて。 ・55小節「うつりかわりに」のフェルマータはそれほど長くしない。  「かわり」の「り」も先生はちゃんと振っているので見ること。 ・57小節のp、クレシェンドした結果pになるのではなくて、クレシェンドした後でpにする。 ・57~58小節「わたしがいる」女声2声で聴かせどころ。きれいにハモらせる。 ・64小節「いきてきたこと~」ここはpp。最初の(32小節目の)「いきてきたこと~は」p。  音量の計画性を持って。 ・68小節「いちどっきりの~」ここはf。思いっきりやって。 ・69小節の「いちどっきりの」。fの後のppは音程が低くなりがち。 ・70小節「ことだったよ」の「た」。潰れた音にしないように。 ・最後の和音。硬い音にしないで。 ◆家居に ・2小節目テノール「ときを~」音が出ていない。 ・「みなれたみちのむこうに~」出たところだけいちばん強くて息が流れるたびに小さく  なっていくのはNG。 ・「あのいえがみえる」あの家は懐かしい、帰りたい家。 ・3つのことを同時にしよう。①ハーモニー整えて ②メロディも歌って ③気持ちも入れて ・「ちちありははあり」亡くなって悲しくて悲しくてしょうがないのではない。郷愁の気持ちで。  11小節ソプラノ「ちちありははあり」の「あ」。ここだけ強くしない。  11小節ソプラノ「ちちありははあり」の「あ」。音をずり上げない。  11小節ソプラノ「ちちありははあり」の「あ」。瞬時に「あ」母音をつくる。 ・「ひかり」全然聴こえない。 ・「にわに」の「に」息が逃げている音がする。逃がさない。 ・「ねむったひびよ」「た」が感じられない。(「た」と「ひ」がつながりすぎていた) ・24小節「ときを~」から先。声を出して。  ソプラノはもっと太れ。もっと身体のエネルギーを感じるような歌を歌って。  アルトはそんなのんびり歌わんと。  「遠く」までクレッシェンド。 ・31小節から。「lu」になったとたんに音程が不安定。絶対にピッチをとりましょう。 ・39~41小節「かえろうよ」「ろ」を潰れた音にしない。「かえ」と別のものにしない。 ・「かえろうよあのいえに」何を言っているのかわからない。  「あの」「いえに」音程全部しっかりとる。 ・47小節「かえろう」の入り。探り探りしない。1発で当てて。 ◆鎮魂の呪 ・ソロはオーディションをして決める。 ・「るいら~」は歌ではなくて呪文にしてほしい。 ・「わえわ」もっとこわそうに。(恐そう?強そう?) ・49小節までの時点で無茶苦茶ハモってない。 ・最後の「しわ」と4曲目の最初「死は」は意味が全然違う。ここでは「その場を鎮める「し」」 ・78小節から最後までだんだんテンポが速くなる。 ◆死は安らかである ・43小節「やさしさが」速くしない。 ・48小節ソプラノソロのG。このGをちゃんと聴かせたい。張り叫んでるGではなくて  きちんと響いているGを聴かせたい。 ・ハモリたい。 ◆春の日 ・116小節「Uhー」fの後のpは出しにくい。発声を考えていこう。 ・声をばーんと出すのはよいが、ハモリを考えないといけない。 ・60小節~ 声が流れていっていない。 ◆Ave Maria (Victoria) ・S1崩壊(申し訳ありません...)。シュッツ合唱団のEさんにフォローしていただきました。 ◆翼 ◆小さな空 ◆島へ ◆夜もすがら ・75小節の riten.注意。 AveMariaから夜もすがらの5曲は通して、(音取りして)形になったことを確認しました。
2010/12/26(日) ベース H
午前~先生到着までは、上田真樹『鎮魂の賦』を練習。Sさんにチェックしていただきつつ、音程・強弱を明確にするようにしました。 ポイントは、 ●音程の変化をハッキリ!ずりあげ・ずり降りは禁止。 ●歌って合わせていく。「不安箇所があっても、練習はとにかく歌う」ことは大切だなぁ、と感じました。「分からない」「間違って」としても、練習で直せば問題ないので、間違いを恐れないスタンスが重要ですね。 先生の練習は、演奏会用の曲を全体的にチェック。『鎮魂…』『天地…』「モテット集」、「名曲ステージ」いろいろ。 『鎮魂…』は初の指揮者合わせなので、少し探りぎみ。変化の多い曲なので、録音を聴いてチェックする方が早いと思います。 モテット集は、安定してきた模様です。 『天地…』は、指揮と合唱の息が合わずに崩壊した箇所もあり、精密な練習が必要のよう。音楽が高揚するシーンで走りすぎる傾向あり。 個人的な感想としては、モテット集、『天地…』、名曲ステージは、結構な練習時間をかけてきたので、そろそろ譜面から離れ、指揮と合唱の反応を高める時期に入るべきかなと。。。。 また、先生練習前には、合唱団の運営についてのお話。いい演奏会には、合唱団の健康状態が大きく関わっていることの認識を共有。健康な運営が、素晴らしい演奏会につながる意識は重要ですね。
2010/12/18(土) テナー M
今日の団員練習では男声がTen2名、Bas2名と参加率控え目でした。 男声が4人そろったのは午後からで、午前中は女声のみの練習となりました。 午前中の練習曲は、「ほほえみ」の「茜の空」と木下牧子の「春に」とのことです。 午後は、ベースSさん指導で「鎮魂」とテナーSさん指導で「天地」を通しました。 ■■鎮魂の賦■■ ★指示・発想など 1.時の逝く [55]pochiss.は「ちょっとだけ」の意味。ちょっとだけフェルマータをかける。 3.鎮魂の呪 [1]piacere…「喜び、楽しみ」の意味。 [49]Baracarola…「ベネチアの舟歌風に」の意味。 4.死は安らかである [48]gli altri…「それ以外」の意味。ソロ以外の人がここを歌う。 5.春の日 [43]ossia…「または」の意味。ソプラノかテナーからソロを出します。 [120]perdendosi…徐々に弱く、遅く ★テンポ・リズムの狂いやすいところ 1.時の逝く [24]「そのしのびやかさに」…「その」のあとでブレス入れがち。ここで流れを切ってはまずい。 [24]「そのしのびやかさに」…「しのびやかさに」でテンポ重くなる。In Tempoたもつ。 [68]「いちどっきりの」…ここの直前でブレス入れるとテンポ狂う。「っ」の休符もあるので工夫して。 2.家居に [6][27]「みなれたみちの」…1回目は3連符、2回目は八分。違いに注意。 3.鎮魂の呪 [51]「なみよ」…16分音符が3連符になってしまわないように。 [87]「ししし/ずむずむ」…accelと書いてあるのにむしろテンポ遅れる。遅くならずちゃんと加速。 5.春の日 [11]「とける」…裏拍で溜めすぎない。 [56]「みにしみて」…裏拍すっと入る。 [80]「いまあまねく」の直前…休符をしっかり切る ★強弱 2.家居に [32]「lululu…」…メロディーはmpの男声なので、女声はあくまでpで。 4.死は安らかである [18]「ただむげんのしずけさが」…書いていないけれど「しずけさ」のところは当然sub p。 ★ブレス 4.死は安らかである [43]「やさしさがあなたのおもいを」…ここまでで1フレーズ。ブレス注意。 5.春の日 [61]「ひよのぼれ」…ワンフレーズ ★アンサンブル 2.家居に [49]「かえろう」…最後のロングトーンでアルトだけ動く。動きに存在感が必要。 4.死は安らかである [1]「死は」…Sopの最初の音は7thの音。出過ぎると落ち着かなくなる。 [2]「死は」…AltとTenは動きを合わせ、ポルタメントにしない。 [3]「死は」のあとのハミング…下3声が次々に出てくる動きをはっきりと。 [15]「うらみもとけて」…「と」のタイミングが3連符の女声と四分の男声でずれているところをはっきり。 5.春の日 [35]「とおい」…ロングトーンで音が変わる下3声は動きに存在感を。 ■■天地始之事■■ ●12番までで息切れしないよう、常に見通しを持って歌う ●朗唱、グレゴリオ聖歌、物語という構成を意識する。セクションが変わるところでテンポ重くなるので注意。 1.天地始之事 [5]「In principi」…グレゴリオ聖歌セクションではオルガンの音をイメージしつつ [17]「terra autem erat inanis...」…ここはどうとでもリズムをいじれるところ。棒を見られるようにしておく。 [27]「そもそもでうすと」…語りかけるところでは、言葉をよく理解し伝えにいくことを意識。 [60]「creavit」…crを先出ししないとテンポ遅れる [123]「lux」…「光あれ」。クライマックスでありここを大事に。 [129]このセクションではテヌート・スタッカートを各自しっかり確認 2.さんた丸や御かんなんの事 [56]「さんたまるや」…poco riten.でしっかり棒を見れるように [58]「そこにたたずみ」…a tempoでしっかり棒を見れるように [64]「あるいはのにふし」…Un poco pi mosso 前に進んでいく
2010/12/5(日) アルト N
【場所】日本福音ルーテル大岡山教会 【参加人数】S7(+1)、A6、T3、B1 【練習した曲】   鎮魂の賦1~3 ※途中に女声の衣装の採寸時間を取り、その間に男声さんには『鎮魂の賦』の男声練習を行って頂きました。 衣装係のMさん、ありがとうございました。 【内容】 1.時の逝く ・20小節目…Con Motoでテンポが早くなる所。テンポアップすることで、「時の逝く そのはやさ」という歌詞を表しています。 ・26小節目…女声さんの「わたしは」の言葉の頭を揃えるように。 ・51~52小節…この部分のCon motoも、20小節と同じように歌詞に合わせてテンポが上がります。 ・67~68小節…クレッシェンドで曲が盛り上がり、その後すぐにppになります。 ・70小節目…ページをめくってすぐ、1拍目の休符に注意。 ・70小節目…男声さん、ことだっ「た」をはっきり出すことで、女声の「た」との半拍のズレが分かります。 ~衣装採寸の時間~ 2.家居に ・6小節目…テノールさん「とおく」の「お」から「く」に移るタイミングが揃いにくいです。 ・17小節目…「てのひらの」の言葉の頭を揃えるように。 ・19小節目…「いつくしみに」の言葉の頭を揃えるように。 ・27小節目…「みなれた」の手前は8分休符なので、3連符の休符と混同しないように(Bass Sさん) ・39小節目…「かえろうよ~」のソプラノさんは、勢いがあってGoodですが、尖った声でなく、柔らかく。 ・48小節目…アルトさん「かえろう」の「ろ」の音。違和感があるかもしれませんが、他パートとの不協和音なのできっちり音を当てて伸ばしましょう。 3.鎮魂の呪 ・冒頭…テノールより先導して入り、今回の練習では全員で歌いました。 ・51小節目ほか…「なみよ」のリズム。3連符と混ざりやすいですが、ここは16分音符です。 ・53小節目…女声さんの2拍3連を揃えていきましょう。 ・75小節目より…「ずむずむ」の後、女声さん「し」が入って来て激しい展開。87小節目からは、accel.とcresc.が同時に付きます。94小節までだんだん早く、力強くエネルギーが向かっていきます。 95小節目…右下のattacca.により、最後の「しわ」から4曲目「死は」に、切れ目なく続きます。
2010/11/13(土) ソプラノ T
【場所】 日本福音ルーテル大岡山教会 【参加人数】①午前8名(S3,A4,B1)       ②午後16名(S4,A8,T1,B3) 【練習した曲】  Verba mea Sicut cervus Pueri Hebraeorum 鎮魂の賦 【内容】 Verba mea ・9番24~25小のソプラノの音正しく ・9番24小~の縦の動きをそろえるためにメトロノームを使って練習。パート毎に音も確認。 ・10番 声を大きめに出して歌い、歌っているときの体の使い方を確認してみる。 ・10番24小~の音が細かく動くところは、まず、音を正確に覚えて、付点四分音符の入りが遅れないように注意。36小からの動きも同様に。 Sicut cervus 進行ベースのSさん ・ ・1部の構成は1小~第1主題、23小ベース(Ita~)~第2主題、40小ソプラノ(anima~)、 44小ソプラノ(ad te~) ・歌い出しは小さめにそして膨らませて歌う(メッサディヴォーチェ) ・37小ソプラノ音が低くなるので正確に。 ・ソプラノは高い音から始まるフレーズで、アタックで入らない(94,104,112小)。ここも歌い出しは小さめにそして膨らませて歌う。 Pueri Hebraeorum 進行ベースのSさん ・11小~ソプラノの上昇音形で下がらない、なめらかに。長い音符のところで聴きあって パート内の音をそろえる ・ベース26小シ、38小ファ・ソ、が下がりぎみなるので注意 ・全パート24小のHosannaのnaが大きくならないように ・ベース、フレーズ終わりや、45小が低めになってしまう ・51小からの四分音符の全パートそろった動きは、機械的に拍を刻むのではなく、歌詞のリズムにもそったテンポで。 ・55小~のソプラノは通奏低音になるので、しっかりと歌う。 「鎮魂の賦」の楽譜をこの日にYさんが持ってきてくださったので(Yさん、重いのにありがとうございました!) 楽譜が届いてからは、「鎮魂の賦」の音取りをしました(全曲)。ソプラノ、アルト、男声に分かれて音取りをし、 合わせてみました(進行テナーSさん)。合わせると曲の雰囲気が掴めたように思います。 次回、団員練習で、ばっちりハモれるように、皆さん、音取り(全曲)がんばりましょう!(はじめが肝心です) ♯や♭がたくさんついているので、音取り大変と思います。 「鎮魂の賦」を合わした練習の録音をし忘れたので、11/13の練習を録音をされた方、録音置き場にアップしてくださらないでしょうか? 曲を知らない人の参考になるのではないかと思います。
2010/11/5(金) テナー E
当間先生到着までの間、Bass Hさん主導にて練習 (以下p=ページ、s=小節 の意) Pueri Hebraerum ・フレーズの頭をぼんやり出さない ・p16 s31 テナー 最後の音をベースからもらう ・p17 s34 "tes"はアルト以外はオクターブユニゾンになることに注意 ・女声は特にaとoが浅くなる傾向がある ・p18 s51 アルトのnitを残す、ソプラノ以外は同じ音 ・p18 メリスマはもっとはっきり動いて良い ・p18 s59 テナー ピッチ保つこと Verba mea ・音がぶつかる瞬間に注意 -------------------------------------------- 当間先生練習 Sicut cervus desiderat ・ad fon-tes等のメロディを平らにしない ・響きをもっと骨太にする事 ・距離を出す(飛ぶ)声を作る ・p3 s23あたりから各パート "i-ta" 意識しないと"ta"にアクセントが来るので注意 ・同 "i-ta" の "ta" で伸ばす所等で、伸ばしっぱなしにしてメロディを止めない ・p4 s51 テナー "a-ni-ma" もっとハッキリと入ること Pueri Hebraeorum ・p1 s4 テナー 始めの入りが遅い ・(この曲に限らず全ての曲で) 休んでいる間に先読みして覚え、歌うときはなるべく指揮を見る事。特に入りとメリスマは必ず注意 O vos omnes ・始めのユニゾンが同じ音に聞こえないとダメ ・p2 s20 "si-mi-lis" もっと出して良い ・曲の終わりのソプラノは、次の小節まできちんと歌い切る Ave Maria ・最初の "gra-ti-a" はあまり強くしない ・p2 s22~23 切らない ・同箇所、 "a" が "ma" に変わる時に音楽を感じること、テンポはそのまま(ゆっくりにならない事) ・"Amen" はもっと力強く シュッツ ・"X."の始め "Quo" を平らにしない ・もっと声を出す事 はじまり ・まだハモっていない(雑唱?) ・ハモりの基本は下(Bass)から積み上げて行くこと。各パートが別々の動きをする時もそれは変わらない。きちんと他パートを聞き合うこと。 ・まだ日本語が硬い ・勢いだけではダメ(勢いも無いのはもっとダメ)
2010/11/3(祝) アルト T
【練習した曲】  春に  天地始之事   Verba mea Sicut cervus        【内容】  1 春に(進行:Alto Nさん)         ・全体で、また部分的に女声・男声に分けて、音     程、 和音の確認。   ・強弱記号、cresc.,dim.に忠実に歌ってみる。   ・アルトは同じ音が続くと音程が下がってくる傾向     が強いので気をつけて。    ・“この気もちはなんだろう”を2回繰り返すとこ    ろ、1回目は自分の気もちに戸惑う内向きな感    じ、2回目は自分の気もちをポジティブに捉えた    開放的なニュアンスで歌う。  2 天地始之事 (進行:Alto Nさん、Tenor Sさん)   ・全体でまた部分的に女声・男声に分けて音程、     和音の確認。   ・強弱記号、cresc.dim. 、テヌート、スタッカート等    に忠実に歌ってみる。   ・女声は〈ハヤシコトバ〉を少しだけ練習。      Ⅰ天地始之事           ・語尾の“m”をしっかりと。     ・20小節はdim.     ・4,5,7,8,9は日本語で語るように。単調      だと外国語 のように聴こえてしまう。     ・13からは労働歌。ゆったりとではなくメリハ      リをつけて。  Ⅱさんた丸や御かんなんの事    ・9は明るい響きで。   ・10は8分音符等の各パートの細かい動きが一    連の流れとなるように。 3 Verba mea(進行:Tenor Sさん)  ・ 早朝、地下室でお祈りしている光景を想像して。  ・全体でまた部分的に女声・男声に分けて音程、    和音の確認。  ・Ⅸ最終和音からⅩへの確実な入りの練習。  ・アクセントの位置を再確認し、抑揚がつくと良い。※このことはなかなか表現しにくいのですが、“アル  シス(心が高揚していく様)とテーシス(高揚した状  態から文字通り休息にもどる様)”と以前教わった  ことがあり、よく理解できました。(高橋) 4 Sicut cervus(進行:Tenor Sさん)    ・ パート譜で練習。    ・ 各自の不確実な箇所が認識できた。    ・ 何度も歌っていく中で他のパートが聴こえて     きて、また次第に意識して聴くことができるよ       うになりつつあった。歌うたびに新しい発見が     あり、パート譜の効用を実感できた。
2010/10/24(日) ソプラノ O
Basのお二人による指導で、外国曲5曲を復習しました。主な注意点は次の通りでした。 1.指導者:Bass Hさん (1)Pueri Hebraeorum(Victoria) ①次のPartが入ってきたら自分は引いて交代する感じ。そのためにも他Partをよく聴く。スコア譜なので他Partの入りも解るはず。 ②①について、各Partが順番に入っていく箇所は解りやすいが、4声が揃っているところへ入っていく場合はかなりはっきりと主張する必要がある。(例:7小節目Sop「Pueri・・・」) ③4声が同時に揃う箇所を意識して揃える。(例:17小節目「Vestimenta」、35小節目「Hosanna」) ④ラテン語のアクセント位置に注意。(例:18小節目「Prosternebant」という言葉は、後半の「nebant」にアクセントがあるので「ster」で拡がりすぎず「bant」で拡がるように) ⑤31小節目Sopの「et clamabant」の入りをはっきり。同じく33小節目「dicentes」の音程と音階をはっきり。 ⑥35小節目AltとBasの2回目の「Hosanna」は1回目より弱くしない。 ⑦50小節目Sop「qui venit」はエコー的なのでもっと際立って。 ⑧55小節目以降Sop「domini」の最終音は、長く伸ばす音は維持が難しいので要注意。 (2)O vos omnes(Victoria) ①前曲と同様に、次のPartが入ってきたら自分は引いて交代する感じ。そのためにも他Partをよく聴く。 ②ラテン語は語尾の「m」を大切にして余韻を残す。(例:「Viam」、「meum」) ③2小節目Sop「o vos」のB(?)の音程に注意。 ④ラテン語のアクセント位置に注意。(例:43小節目「dolorem」は「lo」にアクセント) ⑤同音(オクターブ差も含めて)を出している他partをよく聴いて必ず揃える。(例:51小節目SopとTenの「um」) ⑥最終の和音「us」はもう少し明るい音が鳴るはず。 2.指導者:Bass Sさん (1)Ave Maria(Victoria) ①ルネサンス系の曲を上手くハモらせる一番のコツは、他Partと同音を出す箇所については必ず他Partの音をよく聴き揃えること。自分のPartから見て該当する音符に事前に楽譜上でチェックを入れておくと有効。(この曲の楽譜で実習。例:3小節目2拍目SopとAlt) ②音が浅くならないように注意。(例:「Dominus」の「Do」) ③特にSopは音程も浮いた感じになり易いので要注意。(例:15小節目「fructus ventris tui」) ④最終の和音「Amen」はもう少し明るい音が鳴るはず。 (2)Sicut cervus desiderat(Palestrina) ※第1部 ①冒頭の第1主題はTen→Alt→Sopと模倣されていく形式を取っている。 ②第2主題は23小節目Bas「Ita」から始まって→Ten→Sop→Altが模倣していく。 ③同様に第3主題は40小節目Sop「anima mea」、第4主題は44小節目Sop「ad te」から。 ※第2部 ④冒頭のテンポが遅くならないようにに注意。 ⑤「quando」のqの発音に注意。「kando」になり易い。 ⑥Sop84小節目のメリスマの音程・音階を確実にすること。 ⑦Sopが高音(特にあ母音?)から入る場合に声が揃わないので注意。(例:94小節目「lacrimaemeae」) (3)Verba mea auribus percipe(Schutz) ①短調の曲は元々短調で書かれているので音まで暗くする必要は無し。短調の曲も明るい音で歌うのが当間先生の方針。 ②他Partと同音を出す箇所については必ず他Partの音をよく聴き揃えること。(例:28小節目1拍目のSop・Alt・Ten、第2部10小節目1拍目のSopとBas) ③但し前曲よりも少し時代が下っているので、不協和音のぶつかりを積極的に楽しむような作り方になってきている。(例:5小節目SopのBとAltのA) ③音が浅くならないように注意。(例:「Domine」の「Do」) ④全part「ad te」が「a te」にしか聴こえないので、「ad」をはっきり発音する。 ⑤4声が同時に揃う箇所を意識して揃える。(例:27小節目「intende」) ⑥曲全体を同じ調子で歌うとベタ~と聴こえるので、歌う箇所と歌わない箇所の区別をつける。 ⑦30小節目Sopの「Voci」の入りをはっきり。同じく33小節目Sopの「meus」の動く音階をはっきり。同じく37小節目Sopの「et deus」の音程を確実に。 ⑧第2部も途中から入ってくるPartは入りの音の音程を確実に取ってはっきりと入ること。(例:4小節目Sop「ad te cla」) ⑨ラテン語の発音に合わせると、同じ長さの音符でも均等ではなくなる。(例:「ad te cla」はどれも4分音符だが「ad」「te」は短めで「cla」は「clamabo」の頭音なので長め。但し間延びしていかないように長短を調節して全体の長さは正しくすること。) ⑩Sopは伸ばす最終音を大切にするように。(例:第2部10小節目「ne」) ⑪21小節目以降のメリスマの音程を確実にすること。特に24~25小節目Sop。 以上、お二人の丁寧なご指導に感謝申し上げます。
2010/10/3(日) テナー E
○Ave Maria(団員練) ・少人数で確認という事で、2グループに分かれて聞きあう。 4パートのリズムがずれてしまう部分が結構ありました。 ○Ave Maria(以降先生練) ・ラテン語の抑揚を意識する ・mなど語尾子音の時間を作る。きちんと言う。 ・語尾子音を言ってから次に入るので、次の音はインテンポで はない場合もある。 ・ピッチと母音を作っていく。 ・母音の違い。特にa母音。深いaが良い。 ・ラストが下がり気味にならないように。 ○Sicut cervus ・パート譜用意しましょう。 ・「quan」のuも言う ・ラストは疑問符で終わるのを忘れずに。 ○Verba mea ・お祈りな事を意識。 ・入り。固くしない、はっきり入る。 ・p57ぐらいから。男声同士、女声同士で交換して歌ったり。 お互いの動きを意識する。 ・この辺の下降音形⇒お祈りの時の体の動きを表している。 ○Pueri Hebraeorum ・おとなしくにしない。 ○O vos ・ページの変わり目注意 ○話 ・運営の方はちょっとずつできてきた ・演奏会までのスケジュールを考える必要がある ・演奏会をやる為の団。演奏会の為のメンバーを作る(ほとん どの人が関わる事になる) ○はじまり ・声の立ち上がり方(はじまって3分が勝負 by蜷川幸雄) ・最後のページが重い。 ・もっとわくわくする音楽にしたい。 ・3拍子を使って盛り上がっていく。 ・ディミヌエンド書いてない所で勝手にディミヌエンドしない 。 ・89小節でいきなり変える。はっきり出る。 ○憧れ ・ふっくらと ○朝に ・低音域で響きが無くなる。 ・p12で暗くしない ○天地 ・個人の練習必要。 ○ほほえみの曲集について この曲集以外をやるかも?この曲集はアンコールピース的にな るかも。検討中
2010/9/17(金) アルト H
(練習した曲)  ・Ave Maria ・Sicut cervus desiderat (練習の流れ) Ave Mariaの楽譜が新しい版に変わりました。 早速その楽譜を使って、当間先生の指揮でAve Mariaの練習をしました。 次にSicut cervus desiderat 1,2の練習に入りました。 (Ave Maria) ●フレーズの入りと終わりをきれいに整えて、他のパートも気にしながら、  とにかく柔らかく歌いました。 ●5小説目のple-na のエの発音は柔らかく。 ●12小説目のin mu-li のウの発音はノドを開いて声の通る道を広くして歌いました。 ●21小説目のSancta Maria からは同じフレーズが2回ずつ出てきてますが、  2回とも同じように歌うのではなく、最初は強くして次は弱く歌う。(エコー)の様に。  また、ここは同じ音形で進行しているところが多いので、常に音程やハーモニーに注意が  必要と指摘されました。  Mariaのriはノドの上の方を引っ張るような感覚で歌うとの指摘もありました。 ●34小説目の入りは、思いっきり、しっかり出ましょうといわれました。 ●アルトは他のパートより強い主張をしないように。ソプラノを支えるような気持ちで。  また、アルトとテナーは音がどんどん高くなっていくので、合っているかどうか常に確かめながら  歌うといいと思いました。 ●途中、ぶつぶつ切れるような歌い方になってしまうと、実際に先生が歌って聞かせてくれました。  その響きがあまりに美しいので感激しました。  (Sicut cervus desiderat) ●Ave Mariaよりは少しまとまっているとのことですが、全体的にはまだもたもたしている感じがする  そうです。 ●やはりアルトが高く、強いとも言われました。 ●他のパートと同じ音形で動いてるところがあるので、よく聴きながら合わせるようにして、 Ave Maria と同じでアルトとテナーが高くなるので注意するように言われました。 ●すべてがハモれるようになりましょうとのこと。 ●113小説から終わりの和音までを、テナーが高くとるので、バスの音を長くのばしてもらい  その上にテナーを重ね、合う音を探しました。同じように残りのパートも合う音を探し最後に  4つのパートが重なりあったとき、とてもいい響きでした。あのハーモニーを忘れないように  練習していきたいと思いました。 ○今回の練習は、最初から最後までハーモニーや音の響きに重点を置いた内容となりました。
2010/9/11(土) ソプラノ T
【練習した曲】 Ave Maria(Victoria) Sicut cervus(1部2部) さんた丸や 【午前練習】 初めての試みで、10:30からも教会を使わせていただき、 希望者は個人練習可能としました。 午前の練習には、4人が集まり、各々音の確認等行いました。 【午後練習】 集まった人数は最大時、S3、A6、T1、B2でした。 Nさん、Sさんが練習をすすめてくれました、 ありがとうございました。 Ave Maria しばらく練習していなかったので、練習しました。 まず、集中練習で教わった移動ド読みでの音の確認をしました。 移動ド読みに馴れていない上、♯や♭がついた場合の読み方が分からなくて、 混乱もしましたが、すごくこの練習は良かったと思います。 (※階名読みの仕方 ・臨時記号がついていない音  ドレミファソラティド(シはティと読みます) ♯♭がついた場合の読み方が分からなかったので ネットでちょっと調べたのですが、♯が付く場合はiの音で読むので (Do→Diとiが付く) ド=ディ、レ=リ、ファ=フィ、ソ=シ、ラ=ビ(?) とだいたいはなっていたのですが、♭がついた場合 はe音にするとかo音にするとかあったので、よく分かりませんでした。 ご存知の方教えてください。) Ave Mariaは有名なのでいろいろなところで何回も歌ってきた方が多いですが、 その分それぞれの歌い方で歌ってるように感じていたのですが、移動ド歌うことで音と音との関係性に 集中して歌ったことで、今までできなかったまとまったハモリができたのではないかと思います(ちょっと気持ちよかったです♪)。 時間的に、8割移動ドで練習して2割は歌詞をつけて練習したと思います。 曲の前半は割りとそろってきても、後半になると、テンポが間延びしたり、エンディングあたりの細かい 動きができていなかったりと、最後まで集中して、息も長くパワーを保って歌わなければいけないですね ということが注意されました。 Sicut cervus1 これもまず移動ドで練習しました。音を整える効果はあったと思います。 曲の始めのそれぞれのパートの入りのテンポ間を合わせるのに手間取りました。 のばしてる音はのばしながら拍を感じなら歌って間延びしないように、細かい音符の動きははっきりめ に動きましょう。 後半「Ita desiderat~」で男声パートが先行して歌うところをしっかり歌ってもらえると女声が次に続いて入って 行きやすいです(後半の導入部分ですね、よろしくお願いします!) 最後に数回歌詞で練習しました。歌詞がついた時の、強母音、弱母音の抑揚をつけるのを全身で表現しないと できない、というのを、集中練習のときに歌ってくださったシュッツの方々を思い出して努力してみました。 Sicut cervus2 これもまず移動ド読みで練習。 出だしのソプラノはアルトと一緒に歌い始めるつもりで同じように拍を感じて歌い始めるとテンポがそろうかも。 メロディーが追いかけっこになるところと揃うところを意識して歌う(75小節目のアルトとベースが揃うところ、100小節目の全パートが 揃うところなど)104小節目、109小節目のソプラノが先行して入るところの入りを間違えやすいので注意する。 やはり、後半が揃わなくなるさぐりさぐり歌っているのか、テンポも遅くなり気味なので注意する! (私だけでしょうか???この2はやっぱり難しいです、、、ソプラノ内でも、数え間違えや、入り間違えの事故が多発しました! しっかり歌いこまなければ!!) 移動ド読みと歌詞付きでと、半々くらいずつ練習しました。 さんた丸や 30分ほどしか練習時間がなかったので、さんた丸やを何度か通して思い出すに終わってしまいました。 音があやしいところがまだあるので再度確認しましょう。 女声の練習番号12の「さて」の音も出もそろわなかったので、おそらく今日出席できなかった女声のみなさん も、ここも復習して確認お願いします。9/11にOCM倉橋さんからいただいた「天地始之事」についてのメールを熟読し、 歌詞についての理解し(必要なら楽譜に書き込んで)次回の練習に臨みたいですね。 やりたい練習はたくさんあるのに(はっきり言って全部(汗))今日もこれだけしかできなかったなあ と思った団員練習でした。音を合わせたり、数回歌えば皆の息が合ってくるのが楽しいなぁ とも思った練習でした。 個人で練習の際も移動ド読み練習やってみてください。 練習前にOCMの発声体操を皆でやりました。まだ知らない方,次回一緒にやってみましょう。いつもはこの体操は個人個人でやります。 体操についてはOCMから解説DVDが出ています。
2010/8/23(日)午後 ベース H
2日目に続き、シュッツ合唱団の方々に指導いただいたり、一緒に歌っていただいたりと、ぜいたくな環境で練習しました。現場で活躍されている方々の姿を横目に見ながら、姿勢・ブレス・表情などに直接触れられたのは、大きな収穫ですね(´ω`) また、各パートに細かいアドバイスをしていただいていたので、同じパートの人と、もう一度、内容をまとめてみるのも意味があると思います。 ♪♪練習した曲目♪♪ Sicut cervus… はじまり 鴎(正しい漢字が出ない) O vos… ★Sicut…★ 2.Teilの練習でした。指揮なし練習中心で、呼吸を合わせていく。 今回特徴的だったのは、【移動ド練習】です! 忘れた人だけ読んでみてください↓ この曲は、変イ長調なので、ラ♭をドに見立てて階名読み練習しました。 また、階名読みで注意するべき事項は、2・5・7(レ・ソ・シ)の音を高めに意識することでした。特に上昇の7を高めに取ることは、主和音に自然に移行するために必須です。 これをやると、音の動き、和音の移動が聴きやすくなり、けっこうまとまりました('∀'●)他の曲でもやってみるべきですね。 しかし、その後、言葉に変えてみるとフレーズやアクセントに各自が気を遣って、全体はバラバラぎみ。両立が課題のようです。。。 曲のポイントは、【最後に向かって広がっていくイメージ】を持つことでした。終着点を認識して歌うことで安定感を持たせたいですね。 押さえどころは、 ◎91小節からの"lacrimae…"で涙するような演奏にすること ◎100小節で全パートが揃ったときの密集したサウンド この2点です。他にも、各パートが同じ音・オクターブで重なるところをチェックしたり、内容たっぷりの練習でした。 ★★はじまり★★ 冒頭の2ページは、世界が広がっていく感じで、暗くならないことが重要!8小節の"あって"は、アクセント注意。だらしなくならない。 30小節、"おお"には、感動が欲しい。前のcresc.からの繋がりが大切でした。 同じように42小節からのフレーズも。 56小節、女声主旋は男声のイメージを引き継いで、自然な流れをつくる。 ★★鴎★★ ざっと確認程度でしたが、みなさん過去に演奏した経験から各自の癖があるようで、イマイチまとまらなかったようです。慣れている曲だからこそ、なんとなく歌うのではなく、慎重にアンサンブルする必要性を感じました。 聞き合うこと、他のパートの呼吸を感じることなど、重要なことが多そうです。 木下牧子さんの2曲は、フォルテの場面も多く、こういった曲の練習後にルネサンス曲をやったりすると暴走する危険があるので、注意とのことです。常にベストな状態を(^・ェ・) ★★O vos…★★ 強化練習で最後の曲でした。これも指揮なし練習中心。 全体の課題としては、 ◎オクターブ、5度などの和音をチェック。特にオクターブ・ユニゾンを固める。 ◎3・40小節以外に全体が揃って入ることがないので、密集サウンドに注意! 冒頭のフレーズに苦労しました。テナーとアルトが同じ音程でスタートするので、アルトの入りを明確にして、曲のリズムを規定。 2番目に入るパートは、先導するパートの感じているリズムを読みつつ、歌っていくことが求められるようです(^・ェ・) 途中、男声は全員個人レッスン→→→ ◎ファルセットとフィンテの使い分けをメンテナンスしていただきました。 先生と団員の間で、ファルセットについての認識にズレが多少あったみたいで、新鮮な印象でした。 こんな感じで、最終日を終えました。私個人としては、体は疲れたけど、喉の疲労は少なかった印象です。先生方の真似をしていたからでしょうか?不思議な体験です。 ♪♪先生からの課題♪♪ Sicut…は、各自でパート譜を作成して、他のパートが見えない状態で聞き合う練習をやることになりました。 ルネサンス当時はパート譜しか存在していなかったようで、「他パートを聴くしか出来ない」状況でアンサンブルしていたそうです。なので、耳の訓練のためにもパート譜練習をやってみることになりました。次回の練習の際には、各自でパート譜の準備をお願いします(=・ω・)/
2010/8/22(日)午前 テナー M
強化練習3日目の朝も、前日と同じく団員練習から始まりました。 今回の団員練習ではこの強化練習中に配られたSicut cervusの2曲目です。 練習に使わせてもらった教会附属幼稚園の部屋は、うまい具合にパーティションを2つ作ることができたのでSop+Alt, Ten+Basにわかれての練習となりました。約40分の団員練習で男声、女声サイドともそれぞれあわせられて、さあ4声合わせてみようかというところで時間切れ。初合わせは先生の前ということになります…… 先生がいらっしゃってからの時間は、声出しはせずに先生のお話を伺いました。下の会の礼拝堂では日曜礼拝が行われていましたので。先生のお話は、大変に面白かったんですが日誌ではちょっと紹介しにくいものだったので大半は割愛。日誌でも紹介できる部分だけ。 ●ファルセットは緊張が解けた状態でできる発声。ファルセットを目指してもらっているのは、目的ではなく緊張を解くための手段。 ●呼吸に胸を使うことで体が固くなる、喉頭が緊張する。それは自覚できないものなので、裸になって鏡を見て練習しよう。 日曜礼拝が終わってからは昨日の夜に「集団指揮者」方式でものすごい変化のあったVerba mea、それにSicut cervusを2曲通して、再び「集団指揮者」方式で全体練習しました。結論から言うと、昨日の夜のあれはなんだったんだろうというくらいの崩れ具合で大変に残念な合わせになったのですが… 以下、主に男声方面で指摘された点。 ●2,5,7音は高めに取る、という原則を実践するためにはまず移動ドで読めていないと。 ●フレーズの入りをしっかり示す。 ●パートソロでの出だしは、続くパートを歌わせる誘い水にならないと。そういう抑揚を。 ●裏拍で動くところもロングトーンのところも、拍あたまを常に意識 ●回りのテンポを聞いていないと付点で走ってしまう ●オクターブや同音で他パートと合わさるところは見つけるたびにマークしておこう ●Ubi est...のところは疑問文。疑問文の最後がトーン下がってはいけないし、メッセージ性も必要。
2010/8/21(土)夜 アルト Y
夜はシュッツを練習しました。 まず当間先生の指揮で2曲通しました。 その後でAさんKさんから指摘された注意点。 ○2曲通して8分音符とか裏拍で入るところのテナーが転がっているような感じがし た。 ○長い音を伸ばしている時にテンポ感が分からなくなる。 ○2分の4拍子が分かっているか。2分音符四つが数えられているか。拍子が合うと 縦が合う。基本なのでわからない人は数字を振ってみたりして練習する。 ○ラテン語でも日本語でも同じ。語尾や弱母音は抑えて。単語の中でどう歌うのか頭 と心を働かせて音を出す。 Verba mea、maneなど今はほとんど同じに聞こえる。 言葉の内容を表現するためにそのチェックが必要。今は弱母音の引くところがほとん どなくて大事な音を消し合ってしまう。 ○同じ音形でどこかのパートが動いているというのを聴き合えたらいい。 歌う度に一つずつ図形のように見つけていくと楽しい。 ○呼吸を感じ合いましょう。このぐらいの人数でもできると思いますよ。 ○あわてずゆったりと歌いましょう。 この後当間先生は別室にてソプラノさんの個人発声レッスンへ。 シュッツの2曲はKさんYさんAさんが手取り足取りでレッスンしてくれまし た。 ほんとに贅沢ですね。 たくさん注意されたのでその箇所はみなさんで共有してたくさん練習して次へつなげ たいです。 1曲目(Ⅸ.Verba mea auribus percipe) 1)出の練習。 パート毎のテンポ感が違う。アウフタクトのブレスを合わせる。音の方向を合わせ る。 2)auribusのbusはいらない。弱母音。大きすぎる。 Verba mea auribus percipe それぞれ強母音、弱母音ができていない。 ラテン語を音読する。読めてから音をつける。 自分の音を出したら少し退いて、後から追いかけて出て来る音を聴く。 ※なかなかできなくて最初の1ページを3人で歌ってくれました。すごい!! 3)8小節ベース、10小節テナー、13小節ソプラノと同じA(ra)から出て20小節まで重 なっていくdomineの音形はよくある形で聴き合って歌う。 4)20小節のアウフタクトからin tellige clamoremという新しいテーマが出てくる。 アルト、ベース、テナー。22小節からアルト、ソプラノ、テナー、ベースと出て25小 節まで。 5)26小節のアウフタクトからintende(みて下さい!)がソプラノ、ベースではっき り出てすぐにアルト、テナーが続く。 6)voci orationis。ciが短い。cioではない。8分音符のci oは言葉の終わりと始ま りなのでを気をつける。 ※注意されたことは直ぐに楽譜に書く。忘れるからメモをする。 ※この曲はみんな好きなんですが二度できしんでいる音がいっぱいある。 これがきれいなんです。まずそこを見つけて楽しんで。 ※どこからでも出られるように。 7)25小節in tendeから終わりまで。 deusがdeosに聞こえる人がいる。deusで。 2曲目 1) 出だしのQuoniam。テナーはいいが他パートがぼわ~と入ってくる。もっとしっか り。 Quoniam ad te clamabo。quo、claは二重母音。後の母音が拍に合う。前の母音も短 かすぎない。 ad teはあなたに。teは神様だから短いけれど大事な言葉。ていねいに歌う。 2)domine はdomine。どんなに長いフレーズでも最後まで言葉を感じてきっちりと歌 う。 3)18小節から mane exaudies 朝の祈りのきれいなところ。 maneのneはいらない。弱母音。思ったよりも出ているから注意。 4)21小節からのvocem。付点4分音符から8分音符が続くフレーズの動き。8分音符 が転ばないように。あわてないで。 28小節まで。最後のvocemまで合わないと終らない。 後から入るパートはテンポ感を合わせて入る。 5)29小節アウフタクトからテノールが歌う。 mane exaudies vocem meam 下降音程も上昇音程だと思って歌う。 20小節exaudies の最後で落ちるとvocemのvoに上がれない。 6)19小節からアルト mane exaudies vocem meam exは小さく。dies 下がるときにポルタメントをつけない。 27小節アウフタクトから29小節までの長いvocemのフレーズは何処が大事な音か? 29小節の1拍目のH(si)が大事。 mane exaudies 二つの言葉に聞こえるように。 7)22小節から29小節までソプラノ。 音がつながらない。 8)21小節から28小節までベース。 後半良かったけれど前半少しあわてたかな。 9)全員で18小節から終わりまで歌う。 35小節アウフタクトから et videbo だんだん降りてくるけれど、上がったところ で毎回音を取り直す。 当間先生が戻って通し練習。 シュッツのみなさんは対面で当間先生の後ろ側で歌う。 ずいぶん良くなってきたけれど2曲目の後半、付点4分音符から8分音符の下降する 動き、そこに至る音符がまだまだ取れていない。確信持って歌えてない。 でもすごくできてきているのでうれしい。 これで抑揚がついたら3Dの立体的な演奏を聴かせたい。 さっきまでは平面の音楽だった。 これでやっと凸凹があって、遠くがあって近くがあって、色が変わってくる。 時間はかかるけれど、その前にはさっき言ったように音を取る。音を取れるように練 習をする。 頭の中の知恵をいっぱい絞って、どうやったら音が取れるか、もっと先のことを考え ていく。
2010/8/21(土)午後 ソプラノ M
♪練習した曲♪ 曲集「きりしたん天地始之事」、「Ave Maria」 ♪練習の流れ♪ はじめに合わせをやった後、男女に分かれて不安な箇所を練習しました。男声はAさん、女声はKさんにみていただきました。 男女別練習のとき、ソプラノは当間先生の発生レッスンを受けました。ファルセットに皆成功したようでよかったです。 見学者の方と一緒に歌える曲ということで、Ave Mariaもやりました。 ♪「きりしたん天地始之事」♪ 最初に合わせたときはリズムや音が崩れてしまった箇所もあったのですが、Aさん、Kさんに鍛えていただいて、上達することができました。合わせのときにシュッツの方々がソロを入れて下さって盛り上がりました。 では、注意点などを書いていきます。 ●後頭部あたりを響かせて歌うということを意識しました。個人的には音の跳躍がラクになったように感じました。これも個人的なことですが、シュッツの方と一緒に歌って真似をしているときは、後頭部と顔の前に音が響いている感じがして、それが明るい音に思えました。(間違いだったらすみません) ●日本語の歌詞は漢字(意味)を理解して歌うことを意識するように、ということでした。楽譜に歌詞を書き込んでしまってもいいかも知れないですね。また、ラテン語の部分もアクセントやフレーズに注意できるといいですね。 ●フレーズの終わりで音が暗くなりがちだったので、明るく、長く、フレーズを保てるといいと思いました。 ●これからどんな響きになるのか、どんなリズムになるのか先を見て演奏することに気をつけました。ちゃんと先を把握していれば、音もリズムもよくなるということでした。 ●ポルタメントがクセになっているようでした。特に音が下降するときは注意ですね。 ●1曲め165小節目あたり上2声に見られるようなメリスマはちゃんと音の粒がみえるようにということでした。 ●大半の曲に共通かもしれませんが、冒頭部分で「何が始まるんだろう」と思ってもらえる音楽ができるといいですね。 ●はっきり入るところ、やわらかく入るところなど、いろいろな歌い分けができるといいですね。曲の良さを引き出せる合唱団になりたいです(´ω`) ♪「Ave Maria」♪ 他の曲もそうですが、他のパートを、全体を気にとめながら歌えるといいですね。団員だけで歌ったときと、シュッツの方と一緒に歌っているときとでは音色や安定感、安心感が違うな、という感じでした。 「罪人である小さな人間が己をなくして神様だけに捧げるうた」ということで、自分を出すのではなく響きを出していくようにしたいですね。 ♪強化練習を通して♪ シュッツの方々が歌に参加して下さると、人を惹きこむ力、表現のつけ方など、いろいろな面でとても参考になりました。明るい音色で歌うというのがどういうことか、やっと、少し、分かってきたように思います。今まで「もっと明るく」と指示されたとき、どうしていいかよく分からなかった私としては大きな収穫でした。いいお手本が側にいることが何よりも上達への近道だなあと改めて認識しました。 3日間どうもありがとうございましたm(__)m
2010/8/21(土)午前 ベース S
強化練習二日目のこの日は午前九時から団員練習ということでした。普段この時間から練習することはなかなか無いので眠気と戦いながら練習場所まで向かいました。まずは団員だけで前日にやった「ほほえみ」を練習しました。  朝の練習なので(?)「朝に」から始めました。この曲集では日本語をしっかりと歌うことが課題だったのでそれぞれの曲の詩を読む時間を作って確認しながら練習が進められていきました。音やリズムには段々慣れてきていますが、言葉にもっとこだわって歌っていかねばならないと思いました。めぐりあいの中に」では三連符が多いところのリズムの確認をしました。「ほほえみ」では当間先生の指揮に合わせられるようになるべく楽譜を外して歌えるように練習しました。他の曲でも指揮が見えるように外せるところは外して歌えるようにしようということになりました。「茜の空に」は個人的に音が不安で初日よりは慣れてきていたのですが、音を取るだけでせいいっぱいと言った感じでした。 10時半頃当間先生がいらっしゃって、呼吸法の大事さ、前の練習に積み重ねていくこと、昨日の夜の状態から先に進まなくてはならないというお話の後、前日からの課題である言葉をしっかり歌うことに注意して「ほほえみ」の練習に入りました。一曲目の「憧れ」はカデンツの前などが暗くなることを注意する、周りの響きを聴きながらディミヌエンドしていくこと、上の響きと下の響きの両方が必要だということなどを指摘されました。「ねんねん…」はみんながこの曲を好きそうだと前日の練習で言われていたのですが、その意味がこのとき分かりました。つまりは全体的にとても暗くなっているということです。明るくしなければなりませんね。「茜の空に」でも暗くなることが多いようなので明るくするように心がけようという感じでした。「明るく」というキーワードを常に頭に思い浮かべながら歌っていきたいです。このあと昼休みを挟んで「きりしたん 天地始之事」の練習に入ります。 最後にこの三日間の強化練習の個人的な感想になってしまうのですが、すごく尊敬しているシュッツ合唱団のAさんがあんなに緻密に練習していることが分かって、それだけで大きな刺激になりました。今まで自分がどれだけ出来る努力をしてこなかったかが分かって、これからせめて歌だけは宿題をやらないで次の授業に出ないようにしようと思いました。発声も自分が丹田呼吸とファルセットから出来てないことが分かって出来るようになるまで努力しようと思いました、そういった意味でこの強化練習が終わってからがスタートだと思って練習していきたいです。これから一生懸命練習するぞという「覚悟」ができた三日間でした。
2010/8/20(金)夜 テナー S
3日間の強化練習初日の夜コマ、 いよいよ当間先生と、シュッツ合唱団の皆さんが到着して、 先生練習を開始しました。 初めに「ほほえみ」を一通り通しました。 その後、先生から以下のようなお話をいただきました。 -------- 声の出し方に焦点を当てて、気になったことについて。 ソプラノ・アルトの低音の出し方について。音域が低い時に、声の出し方が統一できていない。大きなホールに行っても声が届かない。胸声の度合いが多いフィンテ作りをやりたい。 全体に。ヴォーチェ・ディ・フィンテの中に入る。ハモりやすい声だと思うが、大きい声を出す要素がない。遠慮をしあっているのか、倍近く声量を出さなければいけない。声量を出すところから。声量を出す中で、フィンテでなくならないように。声を強く出そうとすると、胸声が強くなってしまうことが多い。フィンテの声で声量を出していく筋肉。どのようにするか。 一般の人と何が違うか。舞台に上がることは特殊なこと。普通の人と違うものを持っているから、選ばれたところに立っていい。声楽で言うならば声が大きいだけでも評価される。 大きい声を出すには、結局呼吸法。拮抗を覚えてほしい。筋肉を相対させて、拮抗で声を出す。片方だけの方向で声を大きくするのでなく。息だけを強くするのではなく、吐き出すのと、それを止める、コントロールする、強く押し出す力と、それを抑える筋肉群がなければいけない。それが拮抗すると圧力が生まれる。押し出す力よりも止める筋肉が弱いと負けてしまう。圧縮されるとエネルギーがたまる。それを身体の中に作る。 まずは大きな声を出す身体づくりをする。筋肉づくり。合唱は体育会系。拮抗させるというのを頭に置いて声を出す。 声を出すというと、上半身に全部力が行ってしまう。丹田呼吸をしながら、上の横隔膜の辺りの筋肉を下の方向にする。圧縮された部分で声を出していく。鳩尾の辺りに風船の口を作る。 (スライドの資料を示しながらお話してくださいました。)旧来の横隔膜呼吸は、風船が膨らんで息が入る。その風船の一番上に、空気を出す口がある。それが喉頭というのが普通のイメージ。入口に声帯があって、そこを振動させる。しかし、そのイメージでやっている限りは、大きな声も、理想的な発声もできない。 丹田呼吸をすると、この風船の位置が下がる。横隔膜の下あたりに風船がある。風船の入口が鳩尾のところにあるようにイメージする。そうすると上体にかかる負担がずっと減る。 -------- お話の後、一人一人見ていただきながら、筋肉の拮抗を意識して声を出していきました。 ときどき、横になって丹田呼吸の指導をしていただきました。呼吸が変わると、声が大きく変わるのがわかります。 全員を見ていただいた後に、以下のようなお話がありました。 -------- ハーモニー、ヴォーチェ・ディ・フィンテはやってくれている。でもきれいなだけでは満足しない。ハモって当たり前。どんなハモりにしたいか。歌っている人の生の感情を聴きたい。その人の持っている真実の声。うその声でない。作りものでない声を聴きたい。作った声を聴いてもしょうがない。そのひとが持っているであろう音色。心で感じたもの。悲しいとか嬉しいとかあったかいとか、怒りとか、作った声で表すのでなく、そのひとの持つ声でハモらせていきたい。 さっき聴いて気になったのは、まず声が小さいということ。10人でも12人でも、これが20何人の声に聞こえてこないといけない。10人くらいで500人の小屋を、空気を揺るがすような演奏をしませんか。そうしたら聴いた人はびっくりする。 管楽器は音が大きい。特に現代楽器の管楽器は、7,80人の弦楽器に対抗するだけのソロの音を出さないといけないから、管楽器はすごい音量になる。うまい人たちはさらにハモらせてくる。その後ろで合唱が小さい声でやっていてはアンバランス。それに対抗できる声づくりをしたい。そういう声を出していたら、どんなホールでも人の心の中にドーンと入っていくようなサウンドが生まれる。 大オーケストラにも負けない声づくり。ちっちゃくまとまらないで。 -------- もう一度、「ほほえみ」から「憧れ」と「朝に」を見ていただきました。 【憧れ】 ・ソプラノ、低い音、思い切って胸声が強いフィンテでほしい。伸展性があればよくて、声帯を伸ばしているという要素があれば、少々収縮があってもOKと思っている。怖がらずに、太い、強い、低音で響く声を一回出してみよう。 ・「ひかりさえて」。「ひ」「か」「り」「さ」「え」「て」響きがばらばら。同じ響きを作ろう。 ・「ひか(り)」はユニゾン。そこからはハーモニー。 ・ベース。「ひかりさえて」自然に。作った声にしない。さえる。「さ」澄みきった響き。「男の優しさ」。「男の意地」でなく。硬気声でなく、軟気声で。「て」の5度下降は時間をかけずに。 ・テナー、「やすらかな」一つ一つの響きを大事に。「さえて」の「え」にデリカシーを。音の運びも、響きの作り方も。音は相対的に並ぶ。前の音に対して次の音がどういう関係になっているか。それを一つにするには、精神性も必要で、緊張感を持って音づくりをする。耳もすべて働かして、一番きれいに聞こえるメロディーを作らないといけない。そして暗くしない。さらっと明るい声でやってほしい。気持ちが入った途端に声が暗くなる。気持ちが入ったときに明るく。 ・女声、「さえて」柔らかく。「やすらかな」デリカシーを持って。「ように」で押さない。憧れや温かい気持ちが、上の方にふわーっと広がるように。苦しそうな顔をしてはだめ。いつでもやすらぎを与えるような。 ・4小節目の頭、タイのかかった後の音は、和音をよく響かせて。捨てない。 ・「やすらか」に入るところ、ばらばらにならずに。合うときのみんなの意識が違う。全員が、耳がピンと横に広がるように。 ・「ただひとつの」言葉をもっと感じて。 ・「ほしのながれはきよく」ソプラノの「ほ」、しっかり。音がきまったら、押してはだめ。 ・「まちましょう」、「ま」をしっかり出して。 ・17小節目の頭、タイがかかっている頭の音、大事に。歌っている方は、いい加減でもいいと思っているかも知れないが、聴いている人はとても気になる。音楽をやっている人ほどこういうところに耳が行く。 ・「花咲く日を」どんな意味で書いているかわかりますか?その気持ちで歌っていますか?ここはピアノも4拍目しかない。 【朝に】 ・音のイメージがあるかどうか。声のイメージ、ピッチのイメージがあるか。立原さんの詩は、抒情的でやさしい。「おまえの心が」詩を感じさせて。「おまえの」の「の」が強くはならない。「の」に「おまえ」に対する気持ちが表れる。男声はあまり柔らかくせず、男性らしい強さもほしい。 ・「ひとむれの」「ように」詩を感じさせて。dim.も。「ように」のcresc.は強すぎないように。でも遅くしないで。 ・「めざめた」言葉が聞こえるように。 ・「僕の心に」なぜ3連符を使っているか。心が動いた。それを、動かないような歌い方にしない。 ・13小節目~の女声、うるさくならない、男声を聴いて。男声も暗くせず。 ・18小節目の3拍目、アルトとベースのdim.がある。ソプラノ、テナーももっと繊細に感じて。「そら」暗くしないで。 ・「きずついた」語って。はっきりわかるように。「た」で押さない。「こころから」の「から」も大きくならない。 ・「とげをぬいてくれたのは」ものすごくやさしい言葉。語って。 ・「あどけないほほえみだ」ばらばらにならないように。男声と女声。全然ハモらないハーモニーにならないように。 ・「草や木の葉やせせらぎが」動き始める。感動的なところ。指揮についてきて。 ・「舞い上がる」パートごとに取り出して、ffで豊かに鳴らす練習をしました。 最後に、「今日のテーマはとにかく大きな声を出すこと。そのためには身体を使う。ほとんどが呼吸法。呼吸法を直せば改善される。それができたら音程や声の維持などもいい状態になっていく。」というお話がありました。
2010/8/20(金)午後/団員練習 アルト N
『ほほえみ』と『天地始之事』を団員で合わせ、その後パートに分かれて練習し、再 度『天地始之事』、『ほほえみ』を合わせました。 合わせ練では、最初はメトロノームに合わせて歌い、Sさんが到着してからは、Kさ んに見て頂きました。(いつもありがとうございます!!!) パート練に関しては、男声のことは分からないので、各パートで確認をお願いしま す。 女声はアルト・ソプラノで合わせて練習しました。 (というかソプラノ1人しかいなかったので、アルトに合わせて歌って貰った形ですが …) Yさんのピアノに合わせ、主に音の確認をしました。パートで一つの場所に向けて 響きを集めることも意識しました。 --*--*--*--*--*-- 以下に、曲ごとに指摘があったところ、個人的に気になっていることなどを挙げてお きます。 【天地始之事】 歌詞訂正がありますが、別途メールを送ります。 そちらをご参照ください。 ☆Ⅰ. 天地始之事☆ だいぶ曲の感じがつかめてきた感じがします。 〈p.15 12番〉 拍をしっかり自分で数えましょう。 何拍のばして、動くのか、分かってないとずれます。 他パートを聴いて合わせるのも重要ですが、他パートが間違ったら大変なことになり ます。 いづれ、何処でどのパートが動くのか、意識したいですが… 〈p.19-p.20〉 ページの変わり目、「土 水…」に入ります。ページめくって「うおっ」とならない ように。 しかもここ、mpです。前ページに書いておくと良いと思います。 〈p.23 204小節目〉 E(ミ)からFis(ファ#)に動きますが、息が足りなくなるのか、すごくなおざりになっ てます。 きちんとFis(ファ#)を鳴らしてから20番「デウスを…」に入れるようにしましょう。 〈p.24 212小節目〉 Meno mossoからテンポ注意です。(あー…なんて言ったら良いんだろ…) ★ 細かい音の動き(女声で言うと、16番・18番の「ごたい」、19番の「なづけふうふと なし…」、「パライソ」など)は、 頭で分かっていても、なかなか正しく歌えません。 体が自然に音を出せるくらい、繰り返し練習する必要があると思います。 ☆Ⅱ.さんた丸や御かんなんの事☆ Ⅰと比べると音自体は簡単な方ですが、その分なんとなーく歌ってるだけ、な印象を 受けます。 練習回数もまだ少ないので、これからどんどん歌い込んでいく必要がありますね。 〈p.26 2番〉 テンポ戻ります。アルトしっかりテンポ刻みましょう。(それまでのテンポで突っ込 んじゃいがちです) 〈p.26 19小節目〉 上記とは逆に、テンポ変わるのは20小節3番からです。アルトの「なんじ」、転ばな いように。 〈p.29 64小節目〉 ここからもテンポ変わります。男声、自分たちがテンポを作るという意識を持ちま しょう。 女声も、男声を受けて「よその…」に入れるように。 〈p.40 14番〉 ここの入りは本当に難しいです。 ひとりひとりが、どんな和音が鳴るのか想像して、しっかり転調しましょう。 女声の事ばっかで申し訳ないんですが、 p.28 46小節目、p.31 83小節目、p.37 149小節目などの入り、重要です。 しっかり練習しましょう。 (「ぜひ」のe母音は口を縦めに意識すると良いのではないかと…。そうしたら、い く分揃いやすくなった気がします。) ★ そういえば、「ぶくようってなんだ?」って話が出てましたが。 ぶくよう=服用→つまり、食べちゃだめってことです。 丸やも天地も、キリスト教と、仏教と、本当いろいろ混ざってて面白いので、いづれ 全員で歌詞の内容…というか、曲の世界を共有したいですね。 【ほほえみ】 ほとんど通すだけでしたが… 全曲通した感じでは、やはり茜の空が一番苦戦してますね。 〈テンポ感について〉 テンポ感がどうにも共有できません。 メトロノームに合わせて歌いましたが、そもそも楽譜を追うのに必死で、メトロノー ムや周りの人の声を聴いている余裕がないように感じます。 〈リズムについて〉 全体的に、3連符が適当です。 「朝に」は3連符と付点8分の違いをはっきりつけましょう。 「めぐりあいの中に」の3連符も気になりました。リズムがアルト内だけでもバラバ ラです。 〈なるべく楽譜を外して歌う〉 譜を外して顔を上げるだけで、だいぶ明るい音になりますし、みんなで同じ方向を向 くことで、音がまとまりやすくなります。 楽譜にかじりついたままでは、先生の指揮に反応するのも遅くなってしまいます。 周りの顔を見ながら歌えるくらい、きちんと譜読みをして欲しいと思います。 〈言葉の理解〉 歌詞を読む時間をとりました。きちんと言葉を理解して歌いましょう。 例えば『ほほえみ』の「茜の空」では、「やむ」がなんなのか分からない、という指 摘をKさんから受けました。 個人的には、「あかねいろます」も、意味のある言葉になっていないように感じま す。 「病む」「あかねいろ増す」など、楽譜に書き込んだら良いと思います。 (※全曲、歌詞全部をです。茜の空については3つの短歌からなっていますが、どこか ら歌が変わるのか、歌詞を書くことで、その確認も出来ると思います。曲の構成とリ ンクしています。)
2010/7/23(金) ソプラノ F
1.SICUT CERVUS  ・Tちゃんから案内があった、第2部も歌います  ・先生の楽譜にあわせて楽譜を準備する必要あり    ・ゆったりの二拍子で歌う  ・ただし、四分音符(=100のテンポ)のビート感を忘れない   。。。練習からこのテンポで歌うこと      みんなメトロノームを持とう!  ・言葉のアクセント、他のパートとの関係を整理して歌う  ・ハーモニーはそれなり、音量、歌いっぷりに魅力がない(当間先生)  ・音量を上げてもハーモニー感を失わない  (パート内、他パートを聴くこと) 2.Verba mea auribus percipe  ・朝の祈りの歌です  ・「私の声をきいてください、しっかりと」の強い想いで歌いだす  ・「8」bassのdomineは強めで訴えかけるように  ・休みの後の歌いだしシッカリと  ・「17」のdomineは内向して  ・intellige clamorem・・・   願いの「あえぎ」です  (「もっときいてください」という感じ 当間先生も説明に苦慮。。。 録音で確認を)  ・「25」のintendeは、ヤマ場  ・voci orationis・・・ 各母音をしっかり、すべらない   各パートの動きと自分のパートの関係に細心の注意を  ・「33」rex meus et deus 内面へ深く「王よ・・・!」   大人の歌い方を 3.天地始之事  ・最初から最後まで強引にとまらず歌いました  ・譜読みしっかりと!  ★前半部分だけは、団員練習でも練習していたのですが   その時のように歌えませんでした。。。





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